2004-08-27から1日間の記事一覧

次世代のスペクトラムを求めて

ペンタゴンは何度かバージョンアップを繰り返し、いつのまにやらターボモードや拡張音源などを備えて、本家を凌ぐ盛り沢山なマシンへと進化していました。RAMの最大容量も512KB (本家の4倍) までサポート可能になっていきます。ロシアではやがて、本家以上に…

シンクレアリストたちの産業革命

こうしてZXスペクトラムは、シンクレアの預かり知らないところでオープンアーキテクチャへと変貌を遂げました。やがて「リヴィウ」の設計図はどこからともなく外部へ流出し、1988年までに相当数のZXスペクトラム互換機がソ連邦内で自作されるようになってい…

リバース・エンジニアリング

ラジオ86RKで確立された「はじめにオープンアーキテクチャありき」という構図は、次いで普及することになるZXスペクトラムにも当て嵌まります。いえもちろん、ZXスペクトラムはもともとオープンアーキテクチャのマシンではありません。大部分は汎用部品で構…

ソヴィエト・ロシアのパソコン黎明期

旧ソ連に本格的なホームコンピュータ時代の波が訪れたのは、やはり冷戦終結期のことでした。しかしヴィシェグラード各国 (ポーランド、チェコ、スロヴァキア、ハンガリー) に比べると、市場の活性化には少し遅れをとっています。これは市場開放そのものが遅…

さよなら Sprinter

raww.orgは8月11日付で、ZXスペクトラム上位互換機・スプリンターの製造が終了したようだと伝えています。何日か前から公式サイトが消滅しているので、おそらく確かな情報でしょう。スプリンターは、MSXとTurboRの関係を上回る、大幅な機能強化を施された互…

2017.04.02 一部事実と異なる情報があったため削除しました。