2004-09-27から1日間の記事一覧

なぜ初期の3Dゲームは日本で受けなかったのか

日本では1985年まで、「ポールポジション」を例外として、不思議なほどに平面ゲームばかり支持される傾向がありました。事実今回取り上げたゲームの半数以上は、日本ではマニア層にしか認知されていません。この差はよく「リアリティに対する国民性が違うせ…

Raster Scanの逆襲 (1981-1984)

アタリがヴェクタースキャンに熱を上げていたころ、これと対照的に、ラスタースキャンによる擬似3Dゲームの開拓に力を入れていたのが、セガ/グレムリンでした。彼らにもシネマトロニクスから受け継いだヴェクタースキャンの技術があったわけですが、それを活…

Vector Scanの時代 (1977-1983)

アーケードにおける3D表現を大きく前進させたのは、ヴェクタースキャン (ランダムスキャン) ディスプレイという新技術でした。いや、新技術と書くと語弊がありますね。よく知られているように、ヴェクタースキャン・ディスプレイは原理的にはオシロスコープ…

[2004.09.29追記]前々回はエキシディの歴史とあわせて、世界初の3Dヴィデオゲーム「ナイト・レーサー」の誕生から、1970年代3Dの集大成ともいえる「スター・ファイア」が登場するまでの、3Dゲーム揺籃期について言及しましたが、今回はその後から、セガの体…