2005-01-01から1ヶ月間の記事一覧

Elk Cloner

ワームに比べるとウィルスは一回り歴史の浅いものといえるでしょう。世界最初のウィルスはApple IIで誕生した「エルク・クローナ」であることが知られています。いまではオープン・ディレクトリ提唱者の一人として知られているリック・スクレンタ氏が、友人…

Reaper vs. Creeper

前回ご紹介した「クッキーベア」ですが、一時期の史料では、これを指して世界最初のコンピュータワーム/ウィルスとしていることがあったそうです。(一部のハッカー以外には) 長きにわたって「感染」元が謎に包まれていたようですから、そう信じてしまったの…

Cookie Bear 〜 Cookieの起源

ジョークプログラムに関連して、もうひとつ。webブラウザなどでユーザー情報を保存する手段として、Cookieというものがあります。なぜCookieと呼ばれるようになったのかについては諸説あって、日本ではおみくじクッキー (fortune cookie) 由来説がよく知られ…

セックスと切腹

スティーヴン・レビー氏は、労作「ハッカーズ」を仕上げる2年前に、その導入編ともいうべき「バイナリ世界の美しき執念」というコラムを発表していました。そこにはスタンフォード大学の学生が作ったという、「Seppuku」というジョークプログラムが出てきま…

ヴィデオゲームをプレイする資格

時間毎の入場制限という方式を執る日本のゲームセンターの未成年対策が、海外から見ると奇妙に映るという話を、Hayashidaさんが紹介しておられます。海外でもアーケードが少年犯罪の巣窟とみなされて、未成年立ち入り禁止となったケースは少なくありませんが…

復刻版「ギャラガ/Ms.パックマン」 2万台出荷

2万台といわれてもぴんと来ないかもしれませんが、米国におけるオリジナル「ギャラガ」の推計出荷台数が4万台だといえば、どれだけとんでもない事態かお分かりいただけると思います。で、以下は続報。 米国で個人の自宅に古いゲームなどを集めた娯楽室を作る…

Radica, Street Fighter II Play TV 発売決定

さてそのラディカゲームズが、今度はカプコンと提携し、「メガドライブ・プレイTV」のカプコン版を発売します。収録タイトルは「ストリートファイターIIスペシャル・チャンピオンエディション」と「大魔界村」の2本。プラグ・アンド・プレイものとしては数量…

Radica PlayTV Legends Sega Genesis Volume 2 発売中

セガトイズとのタイアップにより「メガドライブ・プレイTV」の海外版を発売しているラディカゲームズが、その第2弾をいつのまにか発売していました。収録タイトルは「ソニック・ザ・ヘッジホッグ2」「エコー・ザ・ドルフィン」「ゲイングランド」「ジ・ウー…

偽X1 (仮)

いっぽう日本では、FPGAによるX1互換機「偽X1 (仮)」のデザインが公開されました。こちらはすでにかなり多くの市販ソフトが動作しています。開発はX1エミュレータ方面でおなじみのX1リソースセンター。これまでにも「パックマン」や「タイムパイロット」とい…

AppleSauce

FPGAによりアップルIIを再現しようというカナダのプロジェクト「アップルソース」のコードが公開されました。開発はBird Computer。とりあえずROM BASICは正常に動作するようですが、もともと自作6502コアの試験用に製作したものであるため、エミュレーショ…

The Woz Wonderbook 公開

アップルIIリファレンスマニュアル (通称「レッドブック」) の原本ともいえる、スティーヴ・ウォズニアク執筆のテクニカルドキュメント集が、「ウォズ・ワンダーブック」の名の元に再編集され、PDF形式の文書ファイルとしてダウンロード可能になっています。…

Chris Crovell の SEGA Hacking Page

そういえばクリス・クローベル氏も先日、かなり込み入ったマークIIIの実験サイトを立ち上げていましたね。ゲームギアのヴィデオ出力改造、海外ソフトを日本のマークIIIで動作させるアダプタ、ゲームギアのソフトをマスターシステムで動作させるパッチなど、…

MD 8BIT CONVERTER 発売

メガドライブでセガマークIIIおよび海外版マスターシステムのソフトを遊ぶことができるという、メガアダプタの進化型のようなハードウェアが、ルーズロジックより数量限定で国内発売されました。オリジナルは旧世代機ハード方面では有名なトトテックの製品で…

Yeahronimo, Tensleep Technologiesと合併

コモドールブランドを電撃的に買収したばかりのヤーロニモ・メディア・ヴェンチャが、今度はテンスリープ・テクノロジズなるサーバ関連の技術系企業との合併を発表しました。社名はヤーロニモで継続となるようですが、ブランド商売の方向性がますます顕著に…