GBA Time Machine 詳細レポート
日本ではアドファミという名称で発売予定になっている、GBA用ファミコンカートリッジアダプタ「GBA Time Machine」の詳細が、力生でレポートされています。ファミコン互換機のようにワンチップファミコンを使用しているのか、それともすべてエミュレーションでまかなうのか…という点が最大の謎だったのですが、このレポートによると (というかアドファミの説明にも書いてあるのですが)、
ということで、どうもワンチップファミコンの線が濃厚なようです。つまり再現精度も巷のファミコン互換機と同等と考えていいわけですが、このレポートでは「本体が妙に大きく使いにくい」「NES仕様カートリッジが使えない」そして何よりも「高価すぎる」という理由で、「もし出るなら、任天堂の公式アダプタが出るのを待ったほうがよさそう」と結論付けています。しかしそれにしても、どうしてこんなに高価なのでしょうね。6980円というと、一般的なファミコン互換機の倍額以上です。Game AxeやGame Theory Admiralを基準にした価格設定なのでしょうか? GBAの液晶は、当然ながら外部入力を考慮してデザインされているわけではないので、映像のデコードにかなり工夫を要したであろうことは想像にかたくありません (そのせいかどうか、レポートによると、製造単価はどうもGBA本体なみになってしまっているそうです)。しかしUMCのワンチップファミコンが単価100円程度で流通している今のご時世に、消費者をこの価格で納得させることは、ちょっと難しいでしょうね。
レポートの後半では、トイザラスやウォルマート、カルフールといった大手小売店における、昨今の8-bit/16-bit互換機流通事情に触れています。こちらもなかなか興味深いのですが、そろそろ英国ツアー出発の時間なのでこのへんで。