Ultracade TechnologiesがMAMEの商標を出願

先月よりウルトラケード筐体の流通が日本国内でも正式に始まりましたが、その開発元であるウルトラケード・テクノロジ社が、アーケードエミュレータの総本山として知られるMAMEの商標を出願していたことが発覚しました。

以前お伝えしたように、ウルトラケードはMAMEの技術を用いておらず、エミュレーションには独自開発のソフトを使用していると公言しています。それだけになぜMAMEの商標を出願する必要があったのか、真意が謎に包まれていたのですが、昨日slashdotに寄せられた公式コメントで、すべてが明らかになりました。要約すると「MAMEを使用した非合法なエミュレータ筐体が現在あちこちに出回っていて、ウルトラケード普及の妨げになっている。これらを市場から排除するためにMAMEの商標を押さえた。MAMEの開発陣やコミュニティに喧嘩を売ろうなどという気は毛頭ない」ということです。なるほど有効な手段だとは思いますが、それにしたって関係ない会社に本家を名乗られるのは、やはり気持ちのいいものではないでしょうね。