ATARI FLASHBACK 2.0 発売決定

昨年12月に、アタリのプラグ・アンド・プレイ復刻機「7800フラッシュバック・クラシック・ゲームコンソール」ちょっと苦戦気味な様子をお伝えしましたが、結局メインターゲットであるカジュアルゲーマー層にとって移植精度はたいした問題ではなかったらしく、これまでに55万台が消費者の手に渡ったといいますから驚きです (おそらく同時期発売のC64ダイレクト・トゥ・TVと比べてもそれほど悪い数字ではないでしょう)。

さて、アンフォグラム=アタリは家庭用「ポン」生誕30周年を記念して、今年初夏にこのフラッシュバック・コンソールの第2弾を発売します。今回は初代アタリVCS (木目調) の外観を模したもので、収録タイトル40本 (前作比2倍)、価格30ドル (前作比2/3) という大胆なコストパフォーマンスが特徴。あまりお徳感を強調されてしまうと、また移植精度がなおざりにされるのではないかという懸念が涌きますが、「2.0はオリジナルのアタリ2600と同じ画面、サウンド、アクションをお届けするとお約束します。信頼性確保のため、アタリはオリジナル版ゲームのツールとコードを巧みに処理し、現代のチップ技術で復元します」と、ワンチップ2600の採用を臭わせるコメントも。今度はかなり本気みたいですね。

収録決定タイトルには「ポン」「アステロイド」「センチピード」「ミリピード」「ルナランダー」「ブレイクアウト」「ミサイルコマンド」「コンバット」の名前が挙がっています。前作収録タイトルばかり目立つのは気になるところですが、「これまで家庭用に移植されたことのないアーケードクラシックも含まれる」ということなので、何が来るか注目したいところです。