チェコスロバキアのコンピュータ開発史

チェコスロバキアはどういうわけか西側の純正チップが比較的手に入りやすい環境だったらしく、たとえば筆頭人気のスペクトラムクローン・DIDAKTIK GAMAも、フェランティの純正ゲートアレイを搭載していたことが知られています (そんな無許諾クローンは他に存在しません)。

往時はスペクトラム、アタリXL/XE, MZ-800を中心に高い技術力のソフト開発チームが多数存在していたにも関わらず、今日ユーザーたちの活動はほとんど目立たなくなっています。これは他の東欧諸国と違ってデモカルチャがあまり発展しなかったせいかもしれません。

ちなみにSORD m5は、チェコスロバキアで最初に正規流通した外国製パソコンだったとか。これにも根強い愛好者がいますね。