続・身近な現役旧世代機 (The Register)

昨日ご紹介した記事は、なかなか好評だったらしく、その後も次々と投書が寄せられ、続編の登場と相成りました。前回と比べると、さすがに少しインパクトが弱いですが。

・ラス氏は1977年に組んだ完全自家製コンピュータを現在も稼動している。4KのSRAMを搭載しており、手製のデータレコーダ付きで、電球付きの木箱におさまっているとのこと。データ資産はすでにSunのワークステーションに移動させていて、そこからオーディオデータとして取り出せるようにしてある。数年おきに動作チェックもしているので、いつでも使える状態。

・ある読者は1987年にVAX Station-IIを購入し、1990年にインターネット接続して以来、今日までemail端末として利用している。VMSは近頃の腰砕けOSよりはるかに安定していて、停電時以外はまず再起動の必要なしだという。

・数ヶ月前までシカゴの産業科学博物館では、TI-99/4数台がインタラクティヴなデモを実演していた。

ZX Spectrum Orchestra (チップチューン系アーティストを挙げはじめるときりがないような気がするのですが、それでも単発で紹介されるところを見ると、つくづくイギリスではこっち方面の現状が認知されていないのだと思わされますね)。

NASAが8086を探しているという有名なエピソード。

ヴォイジャー宇宙探査機 (1977) に搭載されているコンピュータこそ今日最古の現役実用コンピュータではなかろうかという読者の意見も。公式FAQによると、ジェネラル・エレクトリックが開発したコンピュータ三種類が二機ずつ搭載されているそうです。中央制御システムが18-bitワード、航行データシステムおよび姿勢関節制御システムが16-bitワードで、計32Kワードのメモリエリアがあるとのこと。ただし中央制御システムのみ不揮発メモリを用いており、うち約10%がエラー防止アルゴリズムに割り当てられているそうです。