2004-02-01から1ヶ月間の記事一覧
ところが1988年に、PKARCは著作権侵害でSEAから提訴され、将来的に配布を中止することに同意。その先行きにいきなり暗雲が垂れ込めることになりました。この事件は、ちょうどポストPKARCを目指して盛り上がろうとしていた日本のLARC/LZARI (LHarcのルーツに…
圧縮プログラムの研究そのものは、コンピュータの歴史が始まった頃から行われていました。ホームコンピュータの時代に入ってからだと、CP/Mユーザーたちが早くからこの方面に着手しており、SQ.COM (1981) やLU.COM (1982) といったソフトがポピュラーな存在…
アミガに縁のある、忘れられたインタビュー記事をもう一本ご紹介しましょう。Internet Archiveに埋もれていた、LHA (LHarc) 圧縮の開発者として知られる吉崎栄泰氏のお話です。1998年頃公開されたもののようですが、2000年にはもう閲読できなくなっていたよ…
実用繋がりで、ついでにこちらにもリンクしておきましょう。かれこれ三年以上も前に日本語訳されているのに、まったく話題になっている形跡のない、もったいないインタビュー記事です。アミガの先進性が宇宙観測の現場でも高く評価されていたことが分かる、…
以前の「身近な旧世代機」「続・身近な旧世代機」といったトピックで、コモドール64の話がないのは不思議だなと思っていたのですが、やっぱり出てきました。場所はオーストラリアのプリズベンにあるバスターミナル。バスの案内モニタが何かの拍子でリセット…
昨年10月にアーケードゲームROMイメージの合法オンライン販売を突如スタートし、MAME愛好者たちを驚かせたStarROMs。その共同設立者であるフランク・レイブリ氏のインタビューがオンラインマガジン・Performance PCに掲載されました。現在StarROMsのラインナ…
旧世代ゲームをコンパクトに復刻させるムーブメントは、まだまだ盛り上がり続けるようです。すでにお馴染みのJAKKS Pacificや、Intellivision Direct to TV (ワンチップファミコン使用) で後を追ったINTV Corp.に続いて、いよいよハンディゲーム機の雄・Radi…
先日Spongebob 5 in 1をご紹介したJAKKS Pacific。今度はアタリゲームズやウィリアムズの権利を持つミッドウェイとの交渉に成功し、三社のアーケードクラシックをまとめたコントローラ型ゲーム機の発売許可を得たようです。Classicgamingによると、収録タイ…
英語版RetroPC.NETともいうべきRetro Martに「レトロであるべきかあらざるべきか」と題するショートコラムが掲載されました。あるべきかもなにも、アタリもコモドールもどう考えたってレトロな存在なのですが、本来「レトロ」は退行・逆行的な意味合いを含む…
昨年8月のApple II版に続き、ついに本家コモドール64版GEOSがフリー公開されました。日本ではほとんど無名に等しいGEOSですが、1986年にこのコモドール64版が登場したときには「たった200ドルの8-bit機でMacintoshばりのGUIが使える」ということで、大いに注…
Namco 5 in 1, Atari 10 in 1, Activision 10 in 1といったジョイスティック型ゲーム機が好評なJAKKS Pacificの新作です。今回は旧作のリバイバルではなく、米国の人気テレビ番組「スポンジ・ボブ」を題材にした完全新作。しかし夢にうなされそうなデザイン…
DVD/VCD/CD/MP3を再生でき、さらにファミコンのゲームまで遊べてしまうという大胆不敵な携帯プレイヤが、中国広東省のOrbit Electronicsより登場しています。スペックをざっと訳してみると: SHARP製7インチ 16:9 カラーTFT液晶パネル。 超強力耐震メモリ (DV…
シエラ・オンラインが「キングスクエスト」「スペースクエスト」シリーズなどの開発に用いていたアドベンチャーゲーム用言語・AGIについては、以前もちらりと書きましたが、昨年にはこの言語を用いたチャットシステムなんてものまで登場していました。それが…
世界初のスクロールシューティングゲーム「ディフェンダー」(1980) の作者として知られる元ウイリアムスのユージン・ジャービス氏が、いまにわかに注目を集めています。というのも、彼が最近ミッドウェイから独立し、このアーケード不況のご時世にアーケード…
ファミリーコンピュータの海外版としては、ニンテンドー・エンタテイメント・システム (NES) が有名ですが、実はほかにもう一機種存在していたのをご存知でしょうか。姿も名前もファミリーコンピュータでありながら、香港市場向けにラベルやパッケージが変更…
[2004/06/18]: ディスクシステムの総販売台数440万台は、ツインファミコンの100万台を加えた数字だったことを確認。当該内容を削除しました。 [2006/07/28]: 「紅白機」をNTSC仕様としていたのは事実誤認でしたので、該当部分を削除しました。
完成こそ「ビニース・アップル・マナー」に遅れるものの、同じ頃に開発されていた今日的ロールプレイングゲームは、他にもいくつかあります。代表的なのはリチャード・ギャリオット氏の処女作「ウルティマ0」こと「アカラベス」でしょうか。Apple II版として…
今日的な意味での (キャラクタの成長や各種のパラメータが伴なう) コンピュータロールプレイングゲームは、結局何が最初だったのでしょうか。私の知る限り現存する最古のものはアップルII用に発売された「ビニース・アップル・マナー」です。これは一見する…
PDP-10用に書かれたオリジナル版はすでにソースが紛失しており、もはやどのようなものだったのか体験する術はありません。しかし後にドン・ウッズ氏が拡張したバージョンはさまざまな機種に移植され、1981年には「ジ・オリジナル・アドべンチャー」(IBM-PC) …
以前から気になっていたのですが、「ローグ」の誕生が1975年だと言い出した人は一体誰なのでしょうか? 実は私も、つい何年か前までそう信じ込んでいました。私みたいに半端な「ローグ」フリークじゃないかたならとっくにご存知だと思いますが、正確な誕生年…