JAKKS Spongebob 5 in 1

Namco 5 in 1, Atari 10 in 1, Activision 10 in 1といったジョイスティック型ゲーム機が好評なJAKKS Pacificの新作です。今回は旧作のリバイバルではなく、米国の人気テレビ番組「スポンジ・ボブ」を題材にした完全新作。しかし夢にうなされそうなデザインだなあ、これは。

収録ゲームのほうはブロック崩しもどきとかスーパーマリオもどきとかばかりだという評判で、新作とはいえそれほどオリジナリティは期待できないようです。しかしいっぽう、グラフィック面では明らかにこれまでの作品と一線を画しているわけですが、価格は従来のシリーズと大差ないようなので、使用チップは同じと考えていいでしょう (従来のもメニュー画面だけ妙に綺麗だったりしたので)。とすると、ハードウェア的にはこれでようやく本領発揮というところなのかもしれませんね。

一連のシリーズがワンチップファミコンによるものでないことは明らかで、一説にはXaviXではないかともいわれていますが、XaviXならはっきりそう表記するでしょうし、グラフィックの質も一段落ちるように見えるので、いぜん正体は謎に包まれています。

これ以降のラインナップとしては、「ミス・パックマン」「スパイダーマン」「アタリパドル」「ピンボール」が予定されています。Slashdotの記事によると、「ミス・パックマン」には他に「ギャラガ」「ポール・ポジション」「ゼビウス」「マッピー」が収録されるとのこと。海外でナムコ黄金期と認識されているのは、ぎりぎりこのあたりまでなので、これ以降の作品はもうこういう形では出なさそう。