吉崎栄泰 インタビュー

アミガに縁のある、忘れられたインタビュー記事をもう一本ご紹介しましょう。Internet Archiveに埋もれていた、LHA (LHarc) 圧縮の開発者として知られる吉崎栄泰氏のお話です。1998年頃公開されたもののようですが、2000年にはもう閲読できなくなっていたようなので、かれこれ5年ほど埋もれていたことになるでしょうか。残念ながら「パソコン通信をはじめて」の部分は (日本語では) アーカイブされていないのですが、それでも十分興味深い内容といえるでしょう。

海外ではアミガといえばLHA…というくらいのものなのですが、アミガを知らない人にはピンとこないかもしれません。というより、日本のPC-9801シーンで生まれたLHA圧縮が、どうやって、OSと言語とインターフェイスという三段階の壁を乗り超え、アミガの世界で歓迎されるに至ったのか、満足に説明されたことはこれまでなかったのではないかと思います。この背景を理解するには、1988年から1989年にかけて、圧縮ソフトの世界でいったい何が起こっていたのかを知っておく必要があります。