シンクレア卿の新発明

ZX80/81の開発者として知られるクライブ・シンクレア卿は、実はまだまだ発明家として現役で、近年は水中スクータ車椅子用モータドライブなど、乗り物関連の開発に余念がありません。

シンクレアという会社は、ZX80/81やスペクトラムでヨーロッパ製パソコンとしては異例の大成功を収めていながら、超小型電気自動車・C5の販売に失敗して壊滅したわけですが、シンクレア卿本人は懲りるどころか、ますます乗り物に傾倒しているように見えます。ポケット電卓携帯テレビの開発に始まり、歴代シンクレアパソコンから問題のC5に至るまで、とにかく低価格化と小型化にこだわって発明を推進してきたシンクレア卿。しかし今日、そのふたつが十分に達成されていない日常品というと、もう乗り物くらいしかないのかもしれません。発明意欲を掻き立てられる領域も、自ずとそこに限られていくのでしょう。そんな彼の最新作はA-Bike。世界最小・最軽量の折り畳み式自転車だそうで、2005年より約300ドルで世界発売とのことです。

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