ラルフ・ベア氏謹製のブラウンボックス・レプリカ登場 (AtariAge)

世界最初の家庭用ヴィデオゲーム専用機・Odyssey。その最終試作機として知られるブラウンボックスが、開発者ラルフ・ベア氏自らの手で再製作され、今年のPhillyClassicにお目見えしました。会場では実際にプレイすることもできたそうです。うむむ、キット化して売り出してくれないかなあ、これ。

レプリカといっても、完全に同じ仕様というわけではなく、画像をヴィデオ出力するように改良も施してあります。あと外面的には、ステッカの貼り位置まで細かく再現してあるものの、フロントのオン/オフスイッチらしきものが欠けています。とはいえ、ブラウンボックスのゲームを実際にプレイできるという意義の前では、そんな些細な違いなどあってないようなものでしょう。

ブラウンボックスの隣に立っているのはレオナルド・ハーマン氏。ビデオゲーム史研究者必読の書「Phoenix: The Fall & Rise of Videogames」を著したかたです。彼のRolenta Pressは、今年後半にベア氏の著作「Videogames: In The Beginning」を出版するそうなので、こちらも要注目ですね。

(補足: ところで本家ブラウンボックスはどうしているのかというと…おそらく完動の状態でベア氏の手元に保管されているはずです。少なくとも1999年のClassic Gaming Expoで行われたベア氏の公演では、問題なくデモンストレイションをこなしたという話なので)