XGameStation ついに発売

ちょうど一年ほど前にVORCのほうでお伝えした新型ゲーム機・XGameStationの製品版が、先日開催されたクラシックゲーミングエキスポ2004にてついに姿を現しました。この一年の間に仕様はずいぶんと変更されたようで、価格も当初予定の二倍以上に膨れ上がっています。

数ある変更点のなかでもっとも目立つのは、やはりCPUの違いでしょう。最初にアナウンスされていたMotorola 68HCS12 (16-bit, 25MHz) とはまったく異なる、Ubicom SX52 (8-bit RISC, PIC16C57互換, 80MHz) が採用されています。グラフィックス面の基本性能はおおよそ予定通りで、最大512色まで使用可能。サウンドはAY/YM系PSGチップ相当品から、Rohmの携帯電話用音源チップ・BU8763に代わりました。どちらも3和音ということで似たようなチップといえなくもないですが、8763は正弦波も使用可能な代わりに、確かノイズを出力できなかったはずです。それから細かいところでは、コントローラ端子がプレイステーション互換ではなくアタリ仕様になっていますね。

現時点でオンライン購入可能なのは、マイクロエディションと銘打った最小構成のシステム (基板+ジョイスティック+プログラミングガイドブック+各種ケーブル) および各種パーツのみですが、今後はジョイスティック/キーボードを中心に、さまざまな周辺機器が登場する予定になっています。