レトロなPCやゲームと新聞記事

先月から今月にかけて、なぜか大手新聞に相次いでレトロPC/ゲーム関連の記事が登場しています。

「低性能 逆手にとったMSX 」 (産経新聞, 5/21朝刊)
「あの商品は今・MSXマシン」 (日経産業新聞, 5/27金曜版)
「ゲームとつきあう(5)レトロ作品に人気」 (読売新聞, 6/4朝刊)
「インベーダーゲーム:視角アングル戦後60年 膨大な時間と100円玉つぎ込む」 (毎日新聞, 6/14夕刊)

最後の記事は、本紙だとプレイに興じる当時の若者の姿が大判写真で掲載されています (しかも筐体は本家「スペースインベーダー」ではなく、データイースト「スペースファイターMk II」)。あと岡田斗司夫氏のコメントもあり。内容は特筆するほどのものでもありませんが。

ところで「ブームというものは、新聞に載る頃にはピークを過ぎでおり、テレビに出る頃には終息に向かっている」なんていうことがよく言われます。実際はそこまで単純なものではないにせよ、メディアへの露出を機にブームが変質をきたすことは間違いないところで、何がどう変質するのかについては、中川右介氏の『ブームはどう始まりどう終わるのか』が大いに参考になるでしょう。レトロブームの行末を真剣に案じる人なら、必ず目を通しておくべき一冊です。

関連:
「讀賣新聞のレトロPC記事、YOMIURI ONLINEに」 (RetroPC.NET)