「Spy vs Spy」を題材にしたTVコマーシャル 放映中

「マウンテン・デュー」というペプシの炭酸飲料をご存知でしょうか。日本だとそんなにお目にかかりませんが、数年前に猛威をふるったCODE REDワームのおかげで、インターネット界隈では妙に有名になったこともありますし、名前だけご存知のかたも多いかもしれません。さて、5月からオンエアされている「マウンテン・デュー」の最新コマーシャルが、往年のファミコンゲームとして知られる「スパイVSスパイ」を実写化してフィーチャし、話題を呼んでいます (画像下のリンクよりQuickTimeで鑑賞可能)。[6/24追記] もうひとつ別バージョンも出ていました

正しくはクラシックゲーム関連というよりはコミック関連のネタなので、当雑記で取り上げるのは不適当かもしれませんが、日本では『MADマガジン』連載の原作が話題になることはほとんどありませんでした。このへんの事情はヨーロッパ各国でも同様だったようなので、アメリカ人以外にとっては、まあ実質的にゲームネタであるといって差し支えないでしょう。

「スパイVSスパイ」は、原作ゲームについてもあまり話題になりません。オリジナルはケムコではなく、ファーストスター・ソフトウェアというアメリカの会社が、アタリ400/800、コモドール64、アップルII向けに発売したものでした。日本では二作目までしか出ていませんが、欧米ではもう一作続いています (詳しくはtamurayaさんのアレ。をどうぞ)。ファーストスターは「バルダー・ダッシュ」の開発元でもあるのですが、原作メーカとしての存在感は、こちらに関しても同じように希薄ですね。なお、会社そのものは現在も存続しているものの、インタラクティヴ製品の開発・販売はもう行っていないとのことです。

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