不評の Atari Flashback Game Console

いっぽうアタリの7800フラッシュバック・ゲームコンソールも、C64ダイレクト・トゥ・TVと同時期に発売され、アタリvsコモドールの図式を10年ぶりに再燃させたわけですが―――こちらの評判はどうも芳しくありません。

アンフォグラム=アタリは2600/7800のワンチップ化には向かわず、結局なんらかの代替チップを使った手作業移植になってしまいました。しかもその移植度はかなり低いとのこと。一見アタリ仕様と見えたジョイスティック端子は、実はファミコン互換機準拠の似て非なるもの (形状だけは同じ) になっていて、サウンドや表示制限などにもきわめてファミコン的な部分が目立つという話なので、ワンチップファミコンなのではないかという見方が有力です。

一部のゲームはとても遊べたものじゃないとまで言われている始末ですが、アタリ全盛期のゲームをファミコンアーキテクチャで作ったらどうなるか見てみたいという向きには、これはこれで面白いかもしれません (インテレビジョン・ダイレクト・トゥ・TVと同様に)。